トップインタビュー川口典成さん


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● 川口典成 さん


東京大学文科三類(2005年6月現在)
演劇サークル・シアターマーキュリーにて脚本演出などを経験。
(シアターマーキュリーHP)
主な作品は
 「さららばい・モミの木」
 「サイクル」
 「どどどどめすてぃっく」
など。劇団立ち上げの予定もあるなか、
現在はシアターマーキュリーにて新作
「さて、あとは沈黙といきますか」を製作中(05年6月現在)

● 川口典成さん インタビュー

「野田秀樹」という人物をご存知だろうか?
東大を中退し、夢の遊民社(現解散)を結成し、さまざまな公演を行っている劇作家である。
その作品は数々の話題を呼び、多くの人々を魅了していった。

「東大と演劇」という一見繋がらない二つの世界を見事に渡り歩いたこの人物に
幼いころ憧れた一人の東大生がいる。
ひょんなことから東大に入った(?)その青年もまた、
その道を辿ろうとしている―

● 演劇好きは東大へ入れる…?

―お久しぶりです
川口さん(以下・川)「お久しぶりです(笑)」
―前回の公演「どどどどめすてぃっく」でも一度お会いしたのですが、 もう少し詳しく川口さんのお話を伺いたいと思います。

  ―簡単な略歴みたいなものを教えてもらえますか?
川「中学高校と地元・広島の男子校に通い、その間はずっと野球をやってました。 その当時は…だからプロ野球選手とかになりたかったんですね。試合に出る!カープに行く!みたいな(笑」

  ―そんな体育会系の少年がなぜまた演劇に…?
川「中学三年のときに、偶然『ジョビジョバ』という演劇を見たんです。それは、スペーストラベラーという映画の元になった演劇なんですが、 それがすごい面白くて…。なんというか、こう震えるものがあったんです。」
  ―それ以来演劇に魅了された、という感じですか?
川「そうですね…。前回も言ったと思うんですが、僕文三に後期受験で入ってるんですよ。 で、その時のテーマが『笑い』についてだったんで、松尾スズキとかの『いごこちの悪い笑い』について 延々と語ったんです。そしたら…なぜか合格という…。そういう意味での恩恵もあるんで、演劇好きです(笑」
  ―なんと…うらやましい…


● 身体感覚に訴える、そんな演劇

  ―きっかけはそれとして、では演劇自体はどこで学んだのですか?
川「正式に学んだ、というのは無いです。文三劇場からずっと実践でやってきましたし。 野田秀樹のノートブックという分厚い本があるんですが、それをちょいと掻い摘むくらいで… 特に『これで学んだ』というのは無いですね。
それよりも、役者間とのコミュニケーションの中で、体感的に演劇を感じていったという方が あってる感じがします。」


  ―では、目差している演劇、みたいのはありますか?
川「んー…。なんというか…お客さん身体感覚に訴える作品を目差しています。」

  ―…?
川「えぇと…、たとえば前回でいうと、『背筋が震えるような』作品だとか、あとは
見ていると無意味に気持ち悪くなったり。とか、そいういう感じですね。」



● 身体感覚に訴える、そんな演劇


―今回はシアターマーキュリー(川口さん所属の東大演劇サークル)でまた新しい公演をやるのだとか
川「はい『さて、あとは沈黙といきますか』という作品なんですが(パンフレット参照)、 これは先程いった目標とちょっと違ったものを目差しているんです。 ドカンっていう笑いより、苦笑が続く感じで、 最初は観客席がざわついててもいいんですが、なんとなくみんな演劇に気をとられて、 最後は引き込まれているっていう感じがほしいと思ってます。 『見よう!』と意気込んでみる演劇ではなく、なんとなく見てしまう演劇みたいな…。」


シアターマーキュリーによる演劇
「さて、あとは沈黙といきますか」
作演出:川口典成
@駒場小空間 入場料無料
6/23(木)〜28(火)まで













  ―そうなるように、制作段階で工夫したこととかはあるんですか?
川「そうなるようにかどうかは分かりませんが…今回の作品はすごくト書きが多いんです。アドリブが多いというわけではないのですが、 現場でやりながら『こうのほうが面白いよね』とか役者と相談しながら、作っていくという感じです。 よりよいものになっている感じではありますが、その分苦労も多いですが…」


● 『東大に演劇がある』

  ―さて、そんな川口さんですが、この度劇団を立ち上げるのだとか
川「そうなんです。サークル、ではなく『劇団』を。自分がシアターマーキュリーでやってきたことを 最大限使って、自分なりの劇団を作っていこうと思ってます」

―公式に募集するのは…?
川「一回公演は10月末に予定してますが、活動自体は七月中旬くらいかと。
詳しい内容に関しては、シアターマーキュリーの公演のときにもチラシを配ろうかと思ってます。 最初は知人に声をかけたりしてはじめたいと思ってますが、出来るだけ学外でも公演していろんな人に入ってもらいたいと思ってますね。 最終的には名を上げて、色んな人に『東大に演劇がある』と認識してもらえたらうれしいです。」



六月に控えた公演の練習の合間のインタビュー。
忙しいはずなのに元気はつらつに答えるその様子からは、
何はともあれ「好きなことをやっている」感じが伝わってくる。
少しでも興味ある方は、一度公演を見に行ってみるといいかもしれない。


● 公演情報 ●
シアターマーキュリーによる演劇
「さて、あとは沈黙といきますか」
作演出:川口典成
@駒場小空間 入場料無料
6/23(木)〜28(火)まで



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