トップインタビュー 岡島礼奈さん


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今回は天気の悪い中、東京大学大学院に在学中でReveal Laboratory(以下Rラボ)の代表を務めている岡島礼奈さんにお話を伺いました。



―どのような経緯でRevealLaboratory(以下Rラボ)を始められたのですか?

今の中心メンバーはほとんど理系なんですが、「これからドクターまでいくと金銭的にかかるし、いっしょに家庭教師のバイト先を探そう」、というノリで家庭教師派遣センターを始めたのがきっかけですね。一応、女の子の家に東大の女の子の先生を派遣、という程度の差別化戦略ははとってました。(笑)その時の生徒さんの親が、ひょんなきっかけから、とある企業の偉い方を紹介してくれたんです。「東大生だからコンピュータできるだろう。早速お願いしたい案件があるんだけど。」という感じで。それがきっかけでなにもわからないまま、「家庭教師するより割がよさそうだ。」と作業の依頼を受け、その依頼に応えられる人を探した、そこからできたのがいまの会社の母体です。そのころはソフトウェア開発をし始めた、という意識もなかったし、ましてやビジネスなんて意識はまったくなかったです。あくまで家庭教師の延長。「何でもやります教えます。」というスタンス。(笑)

―どのように人を探したのですか?

私をはじめ、家庭教師派遣センターやってたコアメンバーはそのころコンピュータのど素人。まずはわかっている人を集めなくては、と。学科の友達とか知り合いの知り合いとか、コンピュータの天才がいる、と聞けば会いにいく、という毎日でした。(笑)。でも、さすがは東大だけあって、思ったよりはあっさり集まりました。そのときのメンバーが、大谷・原田といった今の開発コアメンバー。

―それが現在のRラボの原型なのですね。今はどのように展開しているのですか?

企業向けのイントラネットを構築する案件や、ある通信会社の研究開発受託など、いろいろ紆余曲折を経たんですが、現時点の3本柱としては、@ネットワークゲーム開発、A携帯組み込みアプリケーション、B科学教育コンテンツづくり、ですね。メンバーの趣味と持っている社会的ネットワーク、ビジネスとしての実益というバランスを考えると、この方面へ展開するのがベターだったということです。私は、アカデミックな方向に興味があり、天文学部なので宇宙に関する教育系コンテンツのプロジェクトを立ち上げてたり、ゲームが好きなメンバーはある大手のゲームメーカーさんと一緒にゲームを作っていたり。まあ、ソフトウェア開発力をコアとして、各人がやりたいプロジェクトをやってます。
普通に就職してしまうと、なかなか関わりたいことに関われるチャンスって少なそうじゃないですか。それでいて、出勤時間は朝9時とか、社会人社会人したことばかり求められる。被害妄想かもしれませんが。(笑)今の時代、本当にしたいことがあって、スキルとポテンシャルのある人間は、結構したいことできるんじゃないかな、という仮説のもと、それを実証するためにRラボをやっているというのが一番本音かもしれません。。「天才!?」が気持ちよく自分のやりたい仕事をできる環境を共同で作りあう。ともに学びあうし、ともに面白い人間を紹介しあう。で、お金も稼ぐ。そのための場だと考えています。

―しかし、本当の天才なんてそうそういるものではないですよね。

そうです。だから困っているんです。(笑)Rラボでは常に「何かやってみたい」「自分の実力を世の中に知らしめてやりたい」という天才様をお待ちしております。これを読んでたら、とりあえず心当たりの方はすぐメールください。自薦他薦は問いません。大企業ではできない自由さがあって、したいことを実現するための社会的なネットワークももっている、と。でも、学生ベンチャーと、自分たちで思っていませんし、呼んでほしくもないです。名前からして「学生だから」という逃げの姿勢があると思うので。そうではなく、Rラボは少なくとも技術力という点では世の中で対等に渡りあっていくつもりです。、「学生だから安く開発できる」ということを売りにはしていません。零細企業ですが、ひどく高い開発費をもらっています。(笑)

―今後の展開についてはどうお考えですか?

究極の目標としては、戦前の理化学研究所・理研コンツェルンみたいな組織ができたらなあ、と思うことはあります。各人が自由にしたいことを追求し、その中ででてきたもので、ビジネスの種になりそうなものを育て、それをまた自分たちのしたい研究にあてる、というサイクル。いわば、研究の助成金を自分たちで作ろう、という、壮大な野望。(笑)でも、まずは一歩一歩、こつこつお金を稼いでいく、というのが一番大事だと思ってます。仮にも営利団体として設立してますから。

―現在、広告活動などはしていらっしゃるのですか?

いえ、まったくしていません。そもそも、まだRラボの名前で、エンドユーザーから見える製品はまだないですし。来年くらいには初めてそういうものができるかもしれません。そのときは、その製品そのものがRラボの広告になります。

―株式公開という目標はありますか?

公開なんて滅相もございません。(笑)われわれは学生ベンチャーではないので。各人がしたいことをして、その結果、お金を稼ぐ、それだけです。あるしたいことがあって、そのためにまとまった資金が必要で、そのとき公開できる状況にRラボがあれば、資本市場からの資金調達という意味合いでの公開はするかもしれませんが。いずれにせよ、現時点ではリアリティがないですね。

―本日は長い時間ありがとうございました。最後に、この記事を読んでいる東大生に何かメッセージをお願いします。

今の時代、自分に能力さえあれば、大きな組織に所属せずとも、いや、むしろ所属しないほうが、したいことができるのではないかな、と思っています。実際、今それを実感できる毎日を過ごしています。特に、東大生は、そもそも能力が高い人が多いと思うので。あ、天才、お待ちしてます。(笑)



こちらの質問に逐一快くお答えくださって本当にありがとうございました。お読みになった「我こそは天才」なお方、是非ご一報を−−−。

有限会社 リヴィールラボラトリ
Homepage:http://www.reveal-lab.com
連絡先:info@reveal-lab.com

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