トップインタビュー 宝本龍吾さん


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起業意識の高い学生やビジネスに関心の強い学生の間で、口コミで話題が広がっているイベントがあります。それが、銀河系ビジネスコンテスト「第9回学生のためのビジネスコンテストKING2004」です。今回は、実行委員長の宝本龍吾さんにお話を伺いました。




―「ビジネスコンテストKING」って何ですか?

KINGは学生が運営する、学生を対象にしたビジネスコンテストです。
経済産業省や東京都などからのご後援、大手企業数十社からの協賛・協力のもとに開催され、今年で開催9回目を迎えます。
今年は8月23日から29日までの6泊7日間、代々木のオリンピックセンターで開催します。
選考課題を突破した120名の精鋭の学生達が全国各地から集まり、初対面の6名1チームでビジネスプランを作成し、優劣を競い合います。
参加する学生はとても意識の高いアツイ学生が多く集まりますね。
将来起業を目指している人、ベンチャー団体に所属している人、企業でのインターンシップを数々経験している人、 大学のサークルなどで代表職についている人、ビジネスに関心がある人、自分の実力を試したい人などです。

そんな刺激的な仲間達と共にビジネスプランを作成するのですが、コンテスト7日間の中で、より良いプランを作成するための様々なコンテンツが盛り込まれています。起業家の方をお招きしての基調講演、生きたビジネスの現場を知るための企業訪問とフィールドワーク、実社会で活躍する起業家やコンサルタントの方など一流のビジネスパーソンによるコンサルティングタイム、ビジネスプラン を作成するための各種セミナーなどです。

最終日7日目の予選プレゼンテーションと決勝プレゼンテーションに向けて、各チームが本当に全力でプランを仕上げてきますね。
合宿形式ということもあり、夜中遅く、深夜0時を過ぎてもプラン策定に没頭するチームが続出します。
7日間、参加者の学生も、スタッフの学生もみんながみんな本気の1週間を過ごします。
普段の大学生活では経験出来ない、非日常的な空間がKINGのコンテスト期間中は広がりますから、 その中で、いかに自分の力を最大限に発揮出来るか、夢中になってしまうんですよね。
ここ最近、連日の猛暑が続いていますが、KINGのアツさにはそれ以上のものがあります(笑)。
過去8回の開催で延べ1000名以上の学生が参加しており、参加した方々がその後、様々な分野で活躍されているという話をしばしば耳にするのですが、今年のKINGは過去最高のコンテストにしたいと思っています。今からとても楽しみです。


―なぜ「ビジネスコンテストKING」を開催するのですか?


実はKINGはビジネスコンテストを開催するための団体ではありません(笑
KINGは「学生と社会の乖離」というものに問題意識を抱えていて、その乖離を埋めるため、 その問題点を社会に対して発信するために活動をしています。

この「学生と社会の乖離」というのは、学生が社会構造の中にいることで起こる問題ですし、 仕方の無いことと言ってしまえばそれまでです。
しかし、僕たちは、学生が組み込まれている問題だからこそ学生の立場から何か社会に対して異議を唱えたり、他の学生たちに対して提言できたりするのではないか と考えています。

そして、その「学生と社会の乖離」という問題のソリューション方法の一つとしてビジネスコンテストというアプローチ方法を選んでいます。
このコンテストというアプローチ方法は決まっているわけではなく、毎年、毎年、様々な「学生と社会の乖離」の問題の中からもう少し、ミクロな問題を選んで、 その解決をするために、活動をしています。
今年の場合、「まだまだ学生が受動的であり、主体的に動いている学生が少ないのではないだろうか」というのがメッセージです。
インターンシップやセミナーなど社会と学生をつなぐような体験をできる場所は増えてきましたが、 では、果して本当に学生が自分の意思でやりたいことを見つけ、夢に近づく方法としてそれらを選んでいるのか? という問題意識を持ちました。

周りの皆がやっているから、自分もやる。就職があるから少しでも有利になるようにそれらをやる。
そういった風になっているのなら悲しいですよね。
KINGというビジネスコンテストを通じて、そこに参加してくれた学生が色々な学生と触れ合い、
一つのテーマに沿って考える中で、自分のやりたいことや、夢の実現のためにしなければいけないこと、
一歩踏み出し行動に移す勇気など、いろいろなことに気づいてもらいたいという思いで、 僕達はビジネスコンテストを開催することにしました。
 
魅力的なオーラに包まれながらKINGについて熱く語る宝本さんの人間像に興味を感じ、宝本さん自身についてのお話を伺ってみました。
 

 ―宝本さんは高校時代まではどのように過ごしてきましたか?  
    
そうですねぇ、・・・高校では問題児でしたね(笑)
僕は中高一貫の学校に通っていましたが、ずっと勉強はしませんでした。
1学年が260名いた中で、200番以降の成績しかとっていません。勉強を何故するのかよく分かりませんでした。
テストのために勉強するのが嫌で、勉強しませんでしたね。
中学の3年から高1の終わりまでは大学生と一緒に遊んでいました。
人を大勢集めてクリスマスパティーを運営したりとかです。
僕は京都の出身ですが、京都で、最高800人ぐらい集めたこともありました。
そこで、色々大学生に遊んでもらう中で、普通の大学生がどんな生活をしてるのかを見ていたのですが、 その時思っていたのが大学生って全く勉強してないなーということでした。
今から思うと、全く勉強しない大学生の生活を僕は高校生の時にしていたのかもしれないですね(笑)
高校2年になってからはそういったことにも飽きて学校と家の往復でした。
別に勉強はしなかったのですが、この時期はとにかく学校が面白くて仕方がありませんでした。
高校は大阪にあり、京都・大阪・神戸からそれぞれ3分の1ずつ集まっている男子校だったのですが、 学校の仲間と毎日毎日、面白いことを探してばかりでした。
何か面白い事はないか、どうすればもっと面白くなるのか。
関西人は笑いに関して必死ですから(笑)。
まぁ周りの友達も面白いやつだらけで、授業中に馬のかぶりものをして廊下を走るやつがいたりとか、 ラッツアンドスターの物まねで顔を黒くしているやつとか。
遠足も学校が提示した行き先が面白そうでないと、自分達で裏遠足の計画を立ててみんなでその遠足の当日に行ったり(笑)。
まぁ、めちゃくちゃなことばっかりしていましたね。
面白くないと文句ばかりいうのではなくて、面白くなければ、自分達で面白いことを探したり、 どうすればおもしろくなるか考えるという習慣はこの時についたかもしれません。
だから、高校はとても楽しかったですし、最高だったと言い切れますね。
それって僕はすごく重要だと思っていて、高校が楽しくて仕方がないって言い切れる高校生って今の世の中にどれだけいるんだろうって気になりますね。


― 宝本さんは大学入学時に、なぜ、KING実行委員会に入ったのですか?

中学くらいのときから経済とかビジネスっていうことには興味があったんですよね。
中学3年くらいからAERAを愛読していたのですが、この時は漠然と面白そうだなーと思っていました。
大学に入ったら、ビジネス系のサークルに一つは入りたいなぁと漠然と思っていました。
それで、大学に入ってサークル情報冊子をみていて、KINGを見つけて面白そうだなーと。
サークル情報誌にビジネス系の団体は3つ載っていたのですが、KINGが一番面白そうだったのと、 KINGのミーティングに行ってみて、先輩達の話とか、やっていることにすごく驚きました。
僕が中学・高校のときに一緒に遊んでいた大学生と全然違うんですから(笑)

それで、これはやりがいがある、面白そうだと思い、即、入ることを決めましたね。
初めてミーティングに参加して3日後くらいには先輩に交流会に連れていってもらってました。
その時から僕のKING一色の生活が始まりましたね。
そうして昨年、KING2003をスタッフとして経験して、今年は、実行委員長になりました。



―宝本さんは、今、KING2004実行委員長としてどのようなことをしているのですか?

基本的に、実行委員長の特定の決まった仕事って無いんですよね。その代わり、何でもします(笑)。例えば、KINGは学生が運営していますが、学生だけの力でコンテストの開催が可能なわけではなく、多くの社会人の方の理解や協力を頂き、初めてコンテストを開催することが出来ます。そのため、より多くの社会人の方々にKINGを知っていただき、ご協力をお願いしたり、アドバイスを頂いたりと活動をするのが、僕の仕事の1つです。これまで、ベンチャー企業の社長さんや、コンサルタントの方、監査法人の方など、数々お会いさせていただきました。この1年半の間でお会いした社会人の方の合計人数は300名を超えます。学生という身分なので非常に貴重な経験だと感じています。また、KING実行委員会は基本的に、大学1・2年生で構成されていて、東大生・慶應生・早大生を中心に現在40名ほどのスタッフがいますが、そのトータル的なマネジメントも僕の仕事です。コンテストを開催するためには膨大な量の下準備が必要で、KING実行委員会ではその活動内容が分類分けされていますが、それぞれにいる担当者をサポートします。時期によって一番重要な活動があります。例えば、コンテストへの参加者募集期間でしたら、学生へのPR活動が重要ですし、今でしたら、コンテストでビジネスプランの基となるテーマ設定に関する活動が重要となります。こういった、その時々で重要な活動をする、というフレキシブルに動いて、全体的に関わっていますね。また、2年生は夏のコンテストが終了すると引退し、その後は1年生だけで活動しますので、1年生にKINGの色々な事を教育するのも大事な仕事ですね。KINGでは1年生も立派なプレイヤーとして活動してもらいますから。スキルとかノウハウを教えることはもちろん、特に、KINGのマインドやコンセプトメッセージを浸透させ、一体感のある組織作りをすることを重視しています。色々話しましたが、決まった活動ってないんですよね。何でもします(笑)。


―KINGを通しての宝本さんの夢は何ですか?

KINGをやっていて思うことで、今年のコンセプトにも関係するのですが、高校生にもっと先を見越して大学を選んでもらえればというようなことを思いますね。高校生は偏差値だけで大学を選ぶのではなく、自分は何をやりたいのか、なぜ、この大学をえらぶのか、そんな事をもっと明確に持ってほしいとおもいます。そこには、大学や大学生の実態と高校生の大学、大学生のイメージとの間に凄く大きな乖離があると思います。僕も高校生のときには、KINGのような学生団体があることすら知りませんでしたし、色々な素晴らしい活動をしている学生がいることすら知りませんでした。大学生になったら、サークルと授業と、バイトみたいなイメージを変えたいですね。大学生も、就職活動の選択肢の中に起業という選択肢を根付かせたいですし、もっと、若い人たちが、自分のやりたい事を見つけられて、自分の可能性に挑戦する社会になればと思います。「夢を忘れたふりをするなよ。」ってよく言うのですが、昔に抱いていた夢でしたり、出来ない理由を探してしまって諦めた夢とか、その夢って悲しくないですか?せっかく、抱いた夢なのですから、とことん挑戦できる、そんな風になれば、なんて思ったりもしますね。ちなみに、僕は、中学の時から同じ夢を言い続けてますよ(笑)。


―宝本さんの将来の夢は何ですか?

夢ですね。僕には絶対これだと言える夢があります。「住宅販売のCMのような家庭のパパ」になることです。まぁ、より具体的に言うと、娘の彼氏と酒が飲めるような感じのパパです。結婚願望も強いので早く結婚したいですね。その前に相手を見つけなければいけませんが(笑)。夢はこんな感じですが、野望としては「オヤジを買収したい。」というのがありますね。オヤジは「リボン」を扱った会社をしているのですが、あ、リボンってプレゼントとか花束のラッピングとかにつかわれるリボンのことです。「リボン」って繊維業になるんですが、(オヤジはアパレルと言い張りますが(笑))どちらかというと衰退産業なんですよね。でも、その衰退産業を最先端の技術とのコラボレーションをすることで、もう一度、新しい風を吹き込む事はできないかなぁと、で、リボンを使って、何か新しい付加価値をつけられるビジネスが出来れば、オヤジを下請けに使えるなぁーと。結果としてオヤジを買収できるようになれればとそんな野望を抱いていますね。ただ、オヤジの会社に入るのは全く持って面白くないと。だったら同じ分野でビジネスとして取り引きしたほうが面白いんだろうなぁと、そう思ってます。

宝本さん、ロングインタビューありがとうございました!とても親しみやすく魅力的な方でした。
きっとKINGはこれからも進化し続けることでしょう。応援しています。
興味を持った方はKINGのWEBページをチェックしてみてはいかがでしょうか?



第9回学生のためのビジネスコンテストKING2004
公式WEBページ      
http://www.waav.org/king



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